Mar 19, 2018
静岡茶の産地と味の違い ~結びに変えて
『静岡緑茶ガイド』にて、“ティーレポーター”を務める林 夏子です。
2月は静岡茶を飲んでいる私だけがインフルエンザに罹りませんでした!緑茶カテキン、すごいです。
今月の緑茶レポートをご覧ください。
1月にこのような記事を書かせていただきました。
しかし、この記事の後何人かの茶業関係者にお話を伺う中で、お茶は嗜好品であるため、どのお茶が美味しいと感じるかは価格以上に個人差があり、難しいことと、お茶の味は「ブレンド」か「ストレート」かどうかで、大きく違うことを教わりました。
ブレンド茶は茶師が美味しいと思う味にブレンドします。これに対して、ストレートティは茶葉の持つ味をそのままいただくことになります。茶葉の品種によって味の違いがあることはもちろんなのですが、たとえ品種が同じでも、山の土壌によって味や香りが全く違うお茶が出来上がるそうです。
(公社)静岡県茶業会議所「静岡茶屋」パンフレットより
静岡県下の産地ごとに飲み比べてみるとさらに深い世界が広がります
濃い緑色が出るのがいいお茶だと思いがちですが、お茶の色だけでなく、香りや旨味も比べてみるとまったく色が出なくても香りや旨味が高いものもあることを知りました。
全く色は出ませんが鮮烈な味と香りの味わえる静岡茶も。
静岡県の各地でそれぞれに実にバリエーション豊かなお茶があり、これからも色々飲み比べ、深い静岡茶の世界を楽しみたいと思います。1年近くにわたり、レポートをお読みいただき、ありがとうございました。
(静岡緑茶ガイド ティーレポーター・林 夏子)