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Jan 19, 2018

静岡茶の価格の違いと味の違い

『静岡緑茶ガイド』にて、“ティーレポーター”を務める林 夏子です。

今月の緑茶レポートをご覧ください。 



お茶屋さんにお邪魔するとたくさんの種類の茶葉が所狭しと並べられており、価格も幅があり、どれを購入していいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。今回同じお茶屋さんの価格差のある茶葉を飲み比べ、どれくらい味の違いがあるのかを検証してみることにしました。


静岡茶の価格の違いと味の違い photo

鈴和商店さんの300~800円/100gのお茶を飲み比べ


鈴和商店さんは様々な価格帯の商品を用意していらっしゃいます。その中で本山、天竜、牧之原、森町産の100g300円~800円の手ごろな価格の茶葉を購入し、飲み比べてみました。確かに、300円のものと800円のものを比べると、旨味と渋みのバランスや後味の良さは違ってきます。…が、もちろんどれも美味しく、素人の私にはほとんどわからないくらいの違いといえなくもありません。鈴和商店の渥美さんは「お客様の好みはそれぞれ。色々飲み比べてお好きなお茶を選んでほしい」と仰います。


静岡茶の価格の違いと味の違い photo

葉桐さんの500~10000円/100gのお茶


次にもっと大胆な価格差のお茶をいただいてみようと、葉桐さんの500~10000円のお茶を飲み比べてみました。茶葉によって湯量、湯温と抽出時間の目安がそれぞれ違うのでパッケージに従って忠実に淹れます。


静岡茶の価格の違いと味の違い photo

10000円/100gの「東頭」茶は香りも旨味も抜群


10000円の「東頭」は香りや旨味、渋みがはっきりとしていて、さすが、の一言。「ホンマでっかTV」で明石家さんまさんが数あるお茶の中から一番美味しいと仰ったという1500円の「大川大間」は文句なしに飲みやすく美味しいです。いずれも葉桐さんのオリジナル製法による本山産伸び煎茶ということですが、ここまでの味の違いがあるとは驚きです!毎日いただくときは大川大間、特別の日にじっくり味わうなら東頭、とシチュエーションによって飲み分けたいなと思います。


今回7種類の静岡茶を飲み比べましたが、どのお茶もそれぞれに美味しいです。色々な価格帯のお茶に挑戦して、どのような時に誰と飲むかで、飲み分けられたら素敵です。皆さんもぜひ飲み比べ、お試しください。


●株式会社鈴和商店

〒420-0011静岡市葵区安西3丁目68番地 TEL.054-271-1238

https://www.chaya-suzuwa.jp/


●株式会社葉桐

〒421-2124 静岡市葵区足久保口組1733-1 フリーダイヤル0120-505-418 フリーファックス0120-431-418

http://www.hagiricha.com/



静岡緑茶ガイド ティーレポーター・林 夏子)