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Feb 28, 2018

イタリアンと茶葉の出会い!

『静岡緑茶ガイド』にて、“ティーレポーター”を務める河合 明佑未です。

今月の緑茶レポートをご覧ください。



立春も過ぎましたがまだまだ寒い日が続きますね…。

インフルエンザもまだまだ猛威を振るっておりますので体調管理には充分お気をつけください。


さて、以前にもお茶を飲むのではなく食べることとして紹介させていただいたのですが、今月も食材としてのお茶を紹介させていただきたいと思います。


今回、私が作らせていただいたのは…フォカッチャです。

フォカッチャとは…イタリア由来のパンの1種(オイルや香辛料であらかじめ味付けしてあることが多い)

イタリアンなどでは定番のパンですね。

オリーブオイルを使い香辛料としてローズマリーを使うのが一般的なのですが、今回は香辛料としてローズマリーの代わりに茶葉を使って作ってみたいと思います。


材料

強力粉 200g

ベーキングパウダー 8~10g

水150cc

塩 少々

茶葉 適量

オリーブオイル 適量


工程

① ふるった強力粉とベーキングパウダーを混ぜ、茶葉を全体に行き渡るように混ぜる。

② 水を4~5回に分けて入れ、その都度よく混ぜる。

③ だいたいまとまってきたら手でひとかたまりになるようにこねる。

イタリアンと茶葉の出会い! photo


④ 乾燥防止のためにオリーブオイル(分量外)を塗り暖かいところで20~30分(または生地が2倍程度の大きさになる)発酵させる。

⑤ 発酵が完了したら、生地を好みの大きさに分け、平らに伸ばす。

⑥ 伸ばした生地に指を使って凹凸を作り、そこにオリーブオイルと塩、茶葉をかける。

イタリアンと茶葉の出会い! photo


⑦ 190度に予熱したオーブンで15~20分程度焼けば完成!

イタリアンと茶葉の出会い! photo

手前がシンプルにオリーブオイル、塩、茶葉のみで仕上げたもの。 

奥のふたつは同じ茶葉入りの生地を使ったピザです。

ローズマリーを使った従来のフォカッチャは食事色が強かったのですが、茶葉を使ったフォカッチャは食事としてもおやつとしても良く、甘いもの、特にあずきとの相性は抜群に良かったです。


一方で食事用に作ったピザも口に入れた瞬間にはお茶の香りをあまり感じませんでしたが、生地を噛む毎に香りが口に広がりとても風味が良かったです。


今回は香辛料としてローズマリーの代わりに茶葉を使いましたが、他にも茶葉の香りを活かしたレシピはたくさん作れるのではないかと考えました。また茶葉の種類によって風味も香りも変わります。このことから茶葉には様々な可能性を秘めているなぁと改めて感じました。


静岡緑茶ガイド ティーレポーター・河合 明佑未)