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Nov 30, 2017

日本茶と中国茶のコラボ

『静岡緑茶ガイド』にて、“ティーレポーター”を務める鄭明淑です。

今月の緑茶レポートをご覧ください。



毎日仕事と育児に追われている私、今日はお茶で贅沢な時間を設けることができました。 


今日のテーマ通りに、静岡川根茶と中国のプーアル茶の飲み比べをしました。



今回はお茶を淹れる茶道具も日本と中国のそれぞれの文化を表すものにしました。


お茶は、川根茶(日本茶)と臻味号(チンミホ)のプーアル茶(中国茶)を同量の5gにしました。プーアル茶と言うと黒茶でかび臭いイメージが強いものの、今回使った茶葉は今年の春に作ったばかりの発酵があまり進んでない生茶です。


まずは、それぞれのお茶の特徴に合わせ、川根茶は一度沸騰させて70℃に冷ましたお湯で入れた一煎目のものと、臻味号は沸騰したお湯で一煎目は洗茶、2煎目のものを飲み比べてみました。香りと旨味が強い川根茶に比べ、臻味号はまだ香りも味も薄い緑茶の味でした。続いて、それぞれ前回と同じ温度で川根茶の2煎目と臻味号の3煎の飲み比べてみました。川根茶は一煎目より香りはちょっと強くなったのに比べ旨味は弱まっていました。一方臻味号は香りも味も2煎目に比べ強くなっていました。



川根茶は2煎目で弱まった旨味を感じたので今度は90℃のお湯で入れ、臻味号は沸騰したお湯で入れてみました。お湯の温度による川根茶の変化は、香りは2煎目よりも強く味は旨味の代わりに渋みはあるものの個人的にはもっとおいしく感じました。一方の臻味号はしっかりした味に加えて、口いっぱいに甘味が広がりその余韻を長く楽しむことができました。また渋みが強くなった川根茶を飲んだ後に甘味の広がりのある臻味号を一緒に飲むことによりそれぞれの特徴を強く感じることができました。これってまるで【痛い、痛い】と泣いている子供を癒しているお母さんの気持ちのようですね。



「日本茶の美味しいと判断する基準は?」と聞くと、多くの方は日本茶独特の旨味であることを挙げています。今日の飲み比べを通じ、どのようなお茶でも入れる茶葉の量、温度により自分の好みに合わせゆっくり楽しむことができることを再度感じました。


(静岡緑茶ガイド ティーレポーター・鄭明淑)



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