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Mar 26, 2021

Asakoの「日々是静岡茶」vol.5 「お茶農家の古民家カフェ かつやま」でゆるりと過ごす田舎時間

静岡駅から車でほんの30分ほどと気軽に行ける距離でありながら、心和む茶畑風景が広がる”水見色”は上質な本山茶産地のひとつ。

今回はこの地でお茶の栽培から製造、販売までを行っている「かつやま製茶」さんが営む「お茶農家の古民家カフェかつやま」をご紹介します。

Asakoの「日々是静岡茶」vol.5 「お茶農家の古民家カフェ かつやま」でゆるりと過ごす田舎時間 photo



アクセス良好ながらも、市街地とは別世界の景色広がる水見色

藁科川流域から、更に北の山間部へ水見色川沿いに約5km進んだ先にある水見色地域。

少々狭い道もあるのですが、道中も沢山の茶畑を目にすることができ、市街地からすぐの距離でのどかな景色の中をドライブできます。

茶畑と山に囲まれた中で、120戸ほどの家々が寄り添う邑(むら)。その水見色にある「かつやま製茶」さんで、170年前に建てられた古民家のリフォーム工事をきっかけに、オープンされたのが同店です。


Asakoの「日々是静岡茶」vol.5 「お茶農家の古民家カフェ かつやま」でゆるりと過ごす田舎時間 photo

(カフェの周りは一面茶畑)



Asakoの「日々是静岡茶」vol.5 「お茶農家の古民家カフェ かつやま」でゆるりと過ごす田舎時間 photo

(耕作放棄地を利用して作られたドッグランもあり、ペットと共に訪れる方も目立ちます)



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入店してすぐに目に入るのがカフェメニュー。人気の「お茶とお菓子のセット」は、自園で手掛ける水見色のお茶数種類と、その時々で変わる手作りのお菓子からそれぞれ好きなものを選んでオーダーできます。



Asakoの「日々是静岡茶」vol.5 「お茶農家の古民家カフェ かつやま」でゆるりと過ごす田舎時間 photo

茶葉や茶器の販売もされている店内。こちらでオーダーや買い物を済ませたのち、カフェスペースへ案内して下さいます。



身を置くだけで心落ち着く空間で水見色を味わう

Asakoの「日々是静岡茶」vol.5 「お茶農家の古民家カフェ かつやま」でゆるりと過ごす田舎時間 photo


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Asakoの「日々是静岡茶」vol.5 「お茶農家の古民家カフェ かつやま」でゆるりと過ごす田舎時間 photo


昔懐かしい、温もり溢れるカフェスペース。

2階や縁側、庭先にも席があり、どこも違った趣があります。



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(やぶきたと柿のタルトのセット)



お茶は各席にあるポットで、自分で淹れるスタイルです。

誰かに淹れていただくお茶も格別ですが、自分の好みに合わせて淹れるお茶もまた嬉しいもの。

一煎目、低めの湯温でしっかり山のお茶らしい滋味と旨みを堪能した後は、お茶請けの甘さを引き締めたく高めの湯温でいただきました。落ち着いた渋さが調和し、お手製のタルトとの相性も抜群です。


Asakoの「日々是静岡茶」vol.5 「お茶農家の古民家カフェ かつやま」でゆるりと過ごす田舎時間 photo

こちらはおくひかりとぼた餅のセット。

ひとりひとり茶器や箸置きが違うので、どんな装いのセットが運ばれてくるのかワクワクと待つ時間も楽しみのひとつです。

手作りで素朴な甘さのぼた餅は、透明感のある繊細な香りのお茶と優しく並走してくれます。



Asakoの「日々是静岡茶」vol.5 「お茶農家の古民家カフェ かつやま」でゆるりと過ごす田舎時間 photo

共通のお茶請けも付くのですが、こちらがまた絶品です。

生姜の佃煮は生まれて初めていただきましたがこんなにお茶に合うものだったなんて!



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(キラキラと輝き、目にも口にも嬉しい金柑の甘露煮)



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まだまだ美しい茶葉、終わりには玄米を加えて玄米茶として楽しむこともできます。

名残惜しみつつも、香ばしさに癒されます…!


その土地のお茶を、その土地の水で淹れ、その土地で採れた季節ごとの食材をお茶請けにいただく。

昔なら当たり前だった形ですが、便利になった現代では逆に贅沢なことかもしれませんね。

子供の頃、学校が長期休みになる度に泊まりに行ったおばあちゃんの家を思い出すような、

四季折々のおもてなしと、穏やかに流れるどこか懐かしい時間。


お茶だけでなく、まるごと水見色の虜になってしまわずにはいられません。


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Asakoの「日々是静岡茶」vol.5 「お茶農家の古民家カフェ かつやま」でゆるりと過ごす田舎時間 photo



お茶農家の古民家カフェ かつやま

静岡市葵区水見色1290

TEL:054-279-0024

営業時間:10:00〜16:00

※ランチは要予約

定休日:月曜~金曜

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