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Jul 22, 2019

石司麻美のハーブ緑茶の世界 vol.2 幸せを引き寄せる「ハーブ緑茶」

日本茶の新たな可能性を広げたい!という思いから生まれた「ハーブ緑茶」。ハーブと緑茶のブレンド、と言っても、ただ混ぜれば良い、ということではありません。

そもそも緑茶は湯冷ましした70~80℃のお湯で1分ほど抽出しますが、ハーブは熱湯を使い2分以上抽出します。この淹れ方の違いを、水出しという淹れ方や、ベースとなる緑茶を厳選することによって解決しました。


石司麻美のハーブ緑茶の世界 vol.2 幸せを引き寄せる「ハーブ緑茶」 photo

(緑茶とハーブを調和させながらブレンドする「ハーブ緑茶」)



何百、何千のテイスティングやブレンドをする中で、日本の緑茶には不思議な力があることに気が付きました。それは、個性や特徴の違う相手も受け入れる「和」の精神。「和を以て貴しとなす」という日本人の精神性が表れている、ということです。

その精神性を大事に、試行錯誤の結果生まれた、正反対の個性を持つ緑茶とハーブが調和したブレンドを「奇跡のマリアージュ」と名付けました。(マリアージュは、フランス語で結婚という意味の他に、調和や相性が良い、という意味もあります。)

元々日本茶の世界には「一期一会」という言葉があるように、お茶には人と人との出逢いやご縁を繋ぐ、という力があります。そんな素晴らしい日本茶にハーブをブレンドすることで、世界中の人々やあらゆる食事と繋ぎ、日本茶の底力を世界に伝えられるよう開発に取り組んできました。

そして、応援してくださる方が徐々に増え、ご縁のあった様々な異業種の方々の協力のもと、ハーブ緑茶のサロンを開くことができました。


石司麻美のハーブ緑茶の世界 vol.2 幸せを引き寄せる「ハーブ緑茶」 photo

(ハーブ緑茶サロン会場の様子)



初めて開催したハーブ緑茶サロンは、結婚式場をお借りして、約50名のお客様にハーブ緑茶ライフという、新たなライフスタイル提案をお話しました。

ハーブ緑茶サロンのコンセプトは、“幸せの扉を開く「奇跡のマリアージュ」との出逢い”です。


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(実体験を交えながら奇跡のマリアージュを説明)



そんな奇跡のマリアージュを経験してもらう入り口として開催したハーブ緑茶サロンでは、

・“幸せの扉を開く「奇跡のマリアージュ」”とは?動画上映

・簡単なお料理と水出ししたハーブ緑茶とのペアリング

・スイーツとお湯出ししたハーブ緑茶とのペアリング

・ハーブ緑茶抽選会

を行いました。


石司麻美のハーブ緑茶の世界 vol.2 幸せを引き寄せる「ハーブ緑茶」 photo

(“幸せの扉を開く「奇跡のマリアージュ」”動画上映)



「奇跡のマリアージュ」とは、偶然に起きる素晴らしい出逢い、例えば、人生を豊かにするキーマンや出来事などとの出逢いです。なぜ、ハーブ緑茶でそんな話になるのか?と思う方もいらっしゃると思いますが、ハーブ緑茶は相反するもの同士が結び付くことで、新たな価値を生みだす飲み物であり、世界中の料理やスイーツ、人と人など、さまざまな異なるものを繋ぐ力があるからです。

そこから、男女、親子、夫婦など相反する人を結んだり、正反対のもの同士が融合し、互いを活かし合ったりすることで素晴らしい出逢いに気づかせてくれる、奇跡のマリアージュを引き寄せる縁起の良い飲み物がハーブ緑茶なのです。


石司麻美のハーブ緑茶の世界 vol.2 幸せを引き寄せる「ハーブ緑茶」 photo


ハーブ緑茶とお料理やスイーツのペアリングは、単に「美味しい」ということではなく、その食べ物に対して「なじむ」「すっきりさせる」「アクセントになる」「引き立てる」の4つの味と香りのジャッジ基準を設け、それぞれの目的に応じたブレンドのハーブ緑茶をペアリングさせます。

今回ご用意したマッシュポテトのお料理に対して、2種類の水出しハーブ緑茶をペアリングしました。

一つ目は、やさしい甘旨味とほのかな渋味の浅蒸し茶に、柑橘系の香りが爽やかなレモングラスと、ポテトと相性の良いローズマリーを隠しアクセントとしてブレンド。浅蒸し茶のやわらかな旨渋味がやさしくなじみ、ローズマリーがじゃがいもの味わいを引き立てます。

二つ目は、こうばしいほうじ茶ベースに、甘く華やかな香りのカモミールをブレンド。ほうじ茶とカモミールだけではインパクトが強いので、レモングラスを加えて両者の個性を和らげ、ミントで清涼感のアクセントを加えました。


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(マッシュポテトに合わせた2種類の水出しハーブ緑茶)



じゃがいものほのかな甘さと濃厚なトリュフの香りを、ほうじ茶の甘こうばしさとカモミールが華やかに引き立て、ミントが爽やかな余韻となり、料理の味わいをさっぱり切り替えます。

先ほどの浅蒸し茶ベースのハーブ緑茶とほうじ茶ベースのハーブ緑茶とでは、食べ物の感じ方がガラッと変わります。このように、お茶の味わいが違う、ということでなく、合わせるお茶を変えることで食べ物に対する印象を変え、より味わいを深められるというペアリングの面白さが、実際にハーブ緑茶サロンで体感していただけます。


石司麻美のハーブ緑茶の世界 vol.2 幸せを引き寄せる「ハーブ緑茶」 photo

(もっと詳しく知りたい方は、ハーブ緑茶サロンの動画にてご紹介しています。

https://youtu.be/Q7VRe4Vf3A0 )



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(ペアリングの考え方(ストロベリームースの例))



お料理とスイーツのハーブ緑茶ペアリングを体験したお客様からは、

「食べ物の味わいや印象がお茶によって変わるのに驚いた!」

「スイーツを食べる時はいつもコーヒーだったが、ハーブ緑茶がこんなに合うとは思わなかった。」

「ハーブは苦手だったが、お茶と合わせることでとても飲みやすい。」

「自分でも試したい。普段の生活でも、ゆったりお茶を楽しもうと思った。」

などのご感想をいただきました。


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私が日本茶に携わるようになって13年。歴史ある日本茶業界から飛び出して、新たな日本茶の可能性を探るということは、想像以上に紆余曲折の連続でした。それでも諦めずにここまで来られたのは、支えてくれたたくさんの方々、特に、苦労して私を産み育ててくれた、母の存在があったからこそです。自分の歩んできた道を振り返ること、それは、今まで出逢った出来事や人々に感謝をする、ということ。苦難や挫折があったとしても、それはきっと、自分の成長の糧になる。そう考えていくことで、より素敵な出逢い、奇跡を引き寄せることができます。


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そのようなお話をさせていただき、最後に、ハーブ緑茶を景品とした抽選会を行いました。

当選された方の中には、結婚を控えている方、妊娠されている方というおめでたい女性たちや、ハーブ緑茶にとても興味がある方や、ハーブに興味があり、自分でブレンドしたいという想いでサロンに参加してくれた方など、ご自身で当たりを引き寄せたかのようでした。


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そして最後の1等の数字を引くと…。驚いたことに、サロンに参加してくれた私の母に、当たってしまったのです。まさかこのようなシナリオになるとは、全く思いもしませんでした。


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(1等当選に私も母も驚きました)



お茶を通して、私はいつも、本当に想像以上の奇跡を目の当たりにしています。単に「美味しい」お茶ではなく、本当に心も身体も豊かにする、そんなお茶の提案を、ハーブ緑茶を通してこれからもお伝えしていきます。