Jul 19, 2017
天下一闘茶会
『静岡緑茶ガイド』にて、“ティーレポーター”を務める青島 由美です。
今月の緑茶レポートをご覧ください。
茶処藤枝で、お茶を知り尽くした茶商主催による利き茶イベント『第三回天下一闘茶会』に参加してきました。
前日に練習セットを購入し、意気込みはよかったのですが・・・
いつも飲んでいるお茶を基準に5種類のうち1つでも完璧に覚えたいと頑張りました。
大会当日の朝、『朝ラー』を体験。
『朝ラーメン』は、藤枝の茶商が仕事帰りにラーメン店に朝早くから行列をしていて、それを見かねた店主が次第に
営業時間を早めていったのが始まりとのこと。まさに藤枝の茶商が生んだ食文化です。つるりとした喉ごしと日本そばを思わせるさっぱりとしたスープの中華そばが評判になり、温と冷をセットで食べるのが藤枝流とのことです。
私も朝からラーメンを初めていただきました。おいしくてやさしい味なので、朝からなのも納得でした。
闘茶会は、プロが実際に行っているルールで、道具まで同じ物で体験することができました。
普段そんなに使ったことのない集中力と、五感をフル活用して、自分の感覚だけを信じて行う競技です。
茶商さんは、茶工場から出荷された荒茶を闘茶の要領で買い付けをして、火入れやブレンド等仕上げをして製茶するそうです。
お茶王国静岡は生産者だけでなく、高いレベルの茶商がいるからなんだなと思いました。
参加賞に、今回企画してくれた茶商さんの藤枝茶16パックをいただきました。同じ藤枝茶でも、茶商によって仕上げ具合が違うそうです。飲み比べを楽しんで、違いがわかるようになりたいと思います。 (静岡緑茶ガイド ティーレポーター・青島 由美)